シンプルイズベスト
2006/08/21 12:00:00
SEの独り言技術者によくありがちなのが、機能テンコ盛りで使い勝手を損なってしまうというパターン。
確かにプログラムの出来はすばらしいのですが、使わない機能だったり、使えたとしても本来の使い勝手の良さを損なってしまったりというデメリットが目立ってしまうと本末転倒ですね。
お客様にありがちなのが、集計や検索機能で使用するための分類をやたら細かく分けすぎてしまうケース。
それ以上細かく分けたら、分類じゃなくて、商品そのものになってしまいますよ(笑)
新規で商品や取引先をマスタ登録する際にも、どの分類に入れていいか分からなくなってしまったり、分類毎集計が意味の無いものになってしまったりと・・・
本来の目的は、検索をしやすくする、集計を分かりやすくすることが目的であって、分類を細かく作ることに時間や労力をかけることはナンセンスなことなんですが、気が付けば物事が複雑な方向に流れてしまいがちです。
お客様に提案する際、物づくりを進める際に必要なのは、『捨てる勇気』です。シンプルな機能で本来の目的を果たせるようなシステムこそ、プロの仕事だと思います。
『足し算』よりも『引き算』のほうが難しいんですね。
この記事にコメントする