ホスティングサーバー構築・FedoraCore6・SATAハードミラー
2007/05/14 12:00:00
SEの独り言弊社内にある1台のサーバーがくたびれてきたので、思い切ってハードウェアを買い換えました。
それに併せてFedora Coreのバージョンアップ。本番稼動するサーバーでは初めてFedora Core6を入れてみました。
もうひとつ初めての試みを。SATAでのハードウェアミラー装置にチャレンジ。
まずはハードウェアミラー装置について。
使用したのは、ACCORD MIRROR2000。ディスクレスタイプを購入して、手持ちのHDDを利用しました。
本格的なSCSIのサーバー機でディスクアレイを組むと結構お値段がかかるので、できる限りIDEにこだわって機器選定をしてきました。
時代はやはりシリアルATA。従来のパラレルATAは部品調達も徐々に困難になってきましたし、速度にも不満を感じるようになってきました。
ソフトウェアミラーでは心許ない場合もあります。
これまでフリーのLINUXで動作する、よいハードウェアミラーリング装置に出会わなかったのですが、今回思い切ってチャレンジしてみました。
結果は今のところ大満足です。操作性、状態の確認のしやすさ、速度共に充分なレベルといえるでしょう。
肝心なディスク故障時のパフォーマンスについては残念ながら(?)試せていません。最後まで試さず仕舞いであることを強く望みます。
そして、Fedora Core6。
インストールと設定変更は無事完了。弊社の利用目的ではFedora Core5の場合とほとんど変わりませんでした。
最新の状態に更新し、退避しておいたデータを復元し、データベースをリストア。
無事本番開始。
と思いきや、なぜか2時間に1回程度の間隔でOSがフリーズするようです。さて、これから調査&トライ開始です。
"soft lockup detected"で完全にフリーズしている模様。
いろいろ調べた結果、デバイスとカーネルの相性の問題?あるいはカーネル単体の問題と判断しました。
この結論に至るまでに一晩かかりましたが・・・
とはいえ、原因がわかれば何とかなります。起動時のカーネルを一つ落として様子見。
結局、今日現在で4日間問題なく動作しています。これでOKと判断して大丈夫でしょう。
その他にも
ネットワークのドライバがうまく認識しないとか、named.confの名前がなぜかnamed.caching-nameserver.confに変わっていてちょっとあせりましたが、いい経験になりました。
もうすぐFedora Core7も出てくるでしょうし、戦いはこれからも永遠に続きそうです。フリーのOSを利用してサーバー構築をする以上、予期せぬトラブルとの戦いは避けては通れない道でしょうから、また一つ勉強になったと前向きに考えています。
この記事にコメントする