人を育てる難しさ
2007/04/10 12:00:00 社長の独り言
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先日、とあるお取引先の社長様からお褒めの言葉をいただきました。
『お宅(弊社のこと)の社員をよく3年間でここまで育てられたねぇ。』
あまりこういう場でウチの社員を誉めるのも良くないかも(笑)知れませんが、このお言葉は、社員を育てた側の私へのお褒めの言葉ということで・・・
弊社の場合は、スタッフに在宅で仕事をさせることが多く、私自身がほとんど外回りの仕事で手一杯なので、社員と私が週に一度も顔を合わさないこともしばしば。
逆にそれがいいんじゃないのかと最近思っています。お互いの細かいアラを見なくて良いから。
それに、叱る時には思い切り叱っても、顔を合わさなくて良ければ我慢できますよね。やっぱりずっと社長と一緒だと、社員は息が抜けないですから。
正直、今だから言えますが、ウチのスタッフをここまで育てたのは私じゃないんですよ。お客様なんです。実は、感心しておられる社長様ご本人もその中のお一人なんです。
私は社会人としての最低限の礼儀作法や仕事の進め方には口うるさいけど、仕事の内容に関してはかなりの放任主義です。もちろん、チェックはちゃんとしていますけどね。
業務ノウハウはもちろん、会社対会社のパワーバランスや人間関係の大切さ、押すべきポイントや引くタイミングなど、自分にあったやり方をお客様とのお付き合いの中から体験して学んでいくべきものだと思うのです。
ですから、できるだけ弊社の一担当者であっても、お客様の社長様はじめ経営者クラスとサシで話ができるようなフィールドを作るよう心がけています。
お褒めの言葉をありがたく頂戴するとすれば、このやり方が良かったということなんでしょうね。
とはいえ、今はまだ少ないスタッフでこじんまりした所帯ですから可能なやり方であって、今後会社が成長して人が増えてきたときにどうするべきなのか、今のうちから考えておかないといけないなぁ なんて取らぬ狸の皮算用をしているのでした。