Windows2003 ターミナルサーバーのトラブル対応
2007/05/30 12:00:00 SEの独り言
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あるお客様の社内に設置してあるターミナルサーバーに対して久しぶりに更新作業を実施しました。
Windows UpdateでSP2とその他もろもろの更新プログラムをダウンロードしてインストール。
サーバーを再起動し、他拠点からのMETA FRAME接続も問題なし!と思った矢先・・・
印刷をかけると文字化けが発生する現象が発覚!
まずは状況の調査
通常のログオン、業務アプリケーションの動作は問題なし。
自拠点でMETA FRAMEサーバーにログオンし印刷をかけても問題なし。
んんー困りました。パッチを消すわけにもいかず、
ターミナルやCitrixの設定をいろいろ変更しても状況は変わらず。
サーバーやクライアント、プリンタやプリントサーバーまでをも再起動しても状況は変わりません。
対処方法を検討
とりあえず、サーバー・クライアント双方のプリンタドライバを最新のものに更新することにしてみました。アップデート時に、DLLが書き換えられてしまい、サーバー側とクライアント側のアンマッチが文字化けの原因になったと推測したからです。
(実は知人にTELでアドバイス貰ったのですが・・・)
クライアント側は問題なく更新できますが、ターミナル側のプリンタは、コネクションの先のプリンタを見ているだけで、設定変更できません。
一寸考えましたが、すぐに解決。
DLLのバージョンを更新してやるだけでいいのですから、ターミナルサーバーに仮のローカルプリンタをインストールし、すぐに削除する。
これでDLLは書き換わってくれるはず!
結果は!?
見事復旧。月末の伝票印字が多い時期だけにちょっと冷や汗ものでしたがなんとか大事には至りませんでした。
10年ほど昔の私がCEを専門で担当していた時期には、『触らぬ神に祟りなし』で、正常に動いている環境は触らない・更新しない というスタイルだったのですが、
ここ最近は積極的に設定変更やバージョンアップをする技術者になってきました。
インターネットのおかげでトラブルに関する情報が簡単に、しかも即座に手に入るようになったことと、古い状態のOSを使い続けることによるセキュリティの問題に対しシビアになってきたからでしょうね。
とはいえ
いいお勉強になりました。
今日の教訓:月末にはアップデート作業を実施しないこと!
猫カンパをいただきました。
2007/05/28 12:00:00 社長の独り言
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久しぶりにバイク仲間の集まる居酒屋さんに出向くと、ちょっとしたサプライズが・・・
ツーリングチームの仲間が、病院代の足しにとカンパを募ってくれていました。
仔猫を助けることが出来なかったし、正直いただくのは気がひけたのですが、もみんなの気持ちをありがたくいただきました。
本当にありがとう。お会いできずにお礼をいえなかった方にも、取り急ぎこの場をお借りしてお礼を申し上げます。
ありがたく使わせていただきます。
皆さんがお困りの時は、微力ながら手助けさせていただきますので。
野良猫の続報 2
2007/05/19 12:00:00 社長の独り言
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車に撥ねられた野良の母親の体調も回復し、自然分娩で6匹の仔猫が産まれました。
が、手放しでは喜べない結果に。
残念な結果
産まれてすぐに2匹が亡くなり、翌日母猫と仔猫たちを引き取りに動物病院にいってみると、更に2匹が亡くなっていました。
更に、家に連れて帰った後、1匹の様態が悪くなり、慌てて動物病院にいくもなすすべなく亡くなってしまいました。
残ったのは母猫と1匹の仔猫。
もう一つ
実は、母猫が全く育児をしません。
出産直後に体を舐めてやったり、乳を与えたりもせず、仔猫にとって大切な初乳を与えてやることが出来ませんでした。
当然家でも、仔猫の世話は人間がやるしかなく、2~3時間毎に授乳と排泄の世話。夜もほとんど眠れない状態で人間の方がくたばりそうな状態です。
ともかく
早く元気になってもらって、里親探しのことも考えなければなりませんね。
それまではなんとかがんばります。
17:00 追伸
先ほど、最後の一匹もなくなってしまいました。
本当に残念でなりません。
人間には母猫の代わりはできない・・・人間の無力さを思いしらされました。
いろいろ思うところはあるのですが、正直、頭が混乱してこれだけ書くのが精一杯。
応援してくれた皆様、申し訳ありませんでした。ありがとうございました。
野良猫の続報
2007/05/15 12:00:00 社長の独り言
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いろんな方から、「猫は大丈夫?」 「どうなった?」と聞かれます。
ご心配いただきありがとうございます。
エコー検査の結果、子猫たちの心音が聴こえたそうです。一安心。
ただし、心拍数が通常よりも少し少ないんで手放しに喜んではいられません。親猫の様態もまだ安心はできませんし。
あわよくば、手術せず自然分娩で、母猫が初乳を与えられる状態が望ましいのですが、もうしばらくは様子見が必要そうです。
ホスティングサーバー構築・FedoraCore6・SATAハードミラー
2007/05/14 12:00:00 SEの独り言
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弊社内にある1台のサーバーがくたびれてきたので、思い切ってハードウェアを買い換えました。
それに併せてFedora Coreのバージョンアップ。本番稼動するサーバーでは初めてFedora Core6を入れてみました。
もうひとつ初めての試みを。SATAでのハードウェアミラー装置にチャレンジ。
まずはハードウェアミラー装置について。
使用したのは、ACCORD MIRROR2000。ディスクレスタイプを購入して、手持ちのHDDを利用しました。
本格的なSCSIのサーバー機でディスクアレイを組むと結構お値段がかかるので、できる限りIDEにこだわって機器選定をしてきました。
時代はやはりシリアルATA。従来のパラレルATAは部品調達も徐々に困難になってきましたし、速度にも不満を感じるようになってきました。
ソフトウェアミラーでは心許ない場合もあります。
これまでフリーのLINUXで動作する、よいハードウェアミラーリング装置に出会わなかったのですが、今回思い切ってチャレンジしてみました。
結果は今のところ大満足です。操作性、状態の確認のしやすさ、速度共に充分なレベルといえるでしょう。
肝心なディスク故障時のパフォーマンスについては残念ながら(?)試せていません。最後まで試さず仕舞いであることを強く望みます。
そして、Fedora Core6。
インストールと設定変更は無事完了。弊社の利用目的ではFedora Core5の場合とほとんど変わりませんでした。
最新の状態に更新し、退避しておいたデータを復元し、データベースをリストア。
無事本番開始。
と思いきや、なぜか2時間に1回程度の間隔でOSがフリーズするようです。さて、これから調査&トライ開始です。
"soft lockup detected"で完全にフリーズしている模様。
いろいろ調べた結果、デバイスとカーネルの相性の問題?あるいはカーネル単体の問題と判断しました。
この結論に至るまでに一晩かかりましたが・・・
とはいえ、原因がわかれば何とかなります。起動時のカーネルを一つ落として様子見。
結局、今日現在で4日間問題なく動作しています。これでOKと判断して大丈夫でしょう。
その他にも
ネットワークのドライバがうまく認識しないとか、named.confの名前がなぜかnamed.caching-nameserver.confに変わっていてちょっとあせりましたが、いい経験になりました。
もうすぐFedora Core7も出てくるでしょうし、戦いはこれからも永遠に続きそうです。フリーのOSを利用してサーバー構築をする以上、予期せぬトラブルとの戦いは避けては通れない道でしょうから、また一つ勉強になったと前向きに考えています。
野良猫に教わったこと
2007/05/11 12:00:00 社長の独り言
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昨日弊社のホスティング用サーバー入れ替えがあり、準備・作業・その後のOSのバグと思わしきトラブル対応に追われ、まともに睡眠も食事も取れていない状態でした。
当然ふらふらしながらも何とか出社してサーバーの監視。
ちなみにサーバー構築や入替えについての詳細は別の機会で。本日はちょっと変わった話題をば。
妻からの電話
自転車で勤務先に向かう途中の妻から慌てた様子で電話がありました。
車に撥ねられて血まみれで動けなくなった猫をどうしようか?と。
おそらく妻は『仕事を抜けて車で来れないか?』あるいは『自分のいる近所の動物病院を探してくれ。』というつもりだったのでしょう。
電話を受けながら、私はちょっと違うことをCPUフル回転で考えていました。
選択肢①:最後まで責任が持てないなら、野良猫の運命と理解し見捨てる。
選択肢②:病院に連れて行き、治療を終えたら野良に返してやる。
選択肢③:病院に連れて行き、治療を終えたら家で面倒をみる。
選択肢3つのcase分岐。どの選択肢にも一理あり、どれが正解とは断言できません。
ここから先は自分の考え方次第だと。
実は家では既に3匹の猫を飼っており、どれも元野良猫or捨猫の赤ちゃんをを拾って育ててきた猫たち。
現状でも我が家は目一杯。精神的にも時間的にも。じっくり考えたい所ですが、事は急を要します。
私の妻に対する答えは、『タクシーで行きつけの動物病院に駆けつけろ!』
この方法が最速で、しかも間違いがないから。もしタクシーを汚してしまったら、チップ渡すか弊社までお金を取りに来ていただけばいい。
妻は指示通り猫を動物病院に預け、仕事に向かいました。
病院を訪問
仕事の合間に、動物病院を訪問しました。早速受付の女性に状況を尋ねると、
『何とか容態は落ち着きましたが、詳しくは先生からご説明します。』
なんだか違和感を感じました。気を持たすような言葉遣いなのに、表情はにこやか。単なる営業スマイルには見えない・・・
ともかく、先生に状況をご説明いただきました。
・レントゲンや血液検査からは、内臓のダメージは見受けられない。
・同じく、骨折も見当たらない。
・脳内出血や脳の腫れ、隠れた内臓のダメージで容態が急変する可能性もある。
とのことでした。
不安が残ってはいるものの、一安心。と思いきや、『実は・・・』とお見せいただいたレントゲン写真にビックリ!
なんと、
お腹の中に赤ちゃんが・・・いっぱい・・・
えぇーーーーーー
受付の女性の表情の謎が解けました。そういうことだったのか。
恐る恐るいつ頃産まれそうかと訊ねると、
『いつ産まれてもおかしくありませんねぇ。遅くとも一週間以内には・・・』
えぇーーーーーー
ここから内容が深刻になってきます。
『お母さんと子供の生命、どちらを優先されますか?』って。
えぇーーーーーー
そんなこと、私が決められるわけないじゃないですか?
自分の身内やペットの場合でも相当悩むと思いますよ。
とはいえ、結論をださなければ。
先生にそれぞれのリスク等についてお話をうかがいました。
・お腹の中の赤ちゃんの容態は不明。既に亡くなっている子もいるかもしれない。
・亡くなっている子をお腹に残しておくと、母猫に危険を伴う。
・容態が良くなってすぐ子宮摘出すれば母猫のリスクは減るが赤ちゃんは亡くなる。
・出産を待てば母猫に負担がかかり、死産だった場合に産道で詰まり母猫もお腹に残った子猫も危険になる。
うぅーん。理屈はわかりました。あとは私の決断次第。本日2度目です。
運良く助かった後の問題も大きい。
・病み上がりの母猫が子猫を育てることができるのか?
・母猫はともかく、子猫たちの里親を見つけることができるのか?
・家でこれ以上猫の面倒を見れるのか?しかも産まれたての子猫達を?
・新入りたちは、家の気難しい古株の猫たちと上手くやっていけるのか?
・夫婦共働きで、子猫が成長するまでの間どうやって世話をするのか?
などなど。
私のCPUは、if文やcase文が複雑に入り組んだ出来の悪いプログラムのお陰で焼きつく寸前です。
ここでさらに、先生に追い討ちをかけられました。
『内臓や骨にダメージが見当たらないのは奇跡的です。お腹の羊水や子供たちがクッションになってくれたのかも。それだけに・・・』
もう限界です。お願いですから勘弁してください。
ずっと我慢していましたが、ホント久しぶりに目から汗が出てきました。
私のCPUはFATAL ERRORで停止状態。
Windowsで例えるとブルー画面、Linuxで例えるとカーネルパニック。
正直に言うと、ここで私は思考を放棄しました。一旦リセットしよう。
こうなれば本人(猫?)に聞くしかないと。
猫と初対面
ケージの中を覗くと、身動き一つせず『彼女』は固まっていました。
でも、なんとなく違和感を感じました。違和感も本日2回目。
恐怖や緊張で震えることもなく、声を掛けてもピクリとも動かず。家で飼っている猫や、普段見慣れた野良猫たちの仕草とは明らかに異なるものでした。
相当なショックを受けて緊張しているんだろうな・・・とその時は思ったのですが。
本気で
お腹の子供は亡くなり今後出産もできなくなるけど、自分の生命を助けるか?
自分の生命を賭けてでも子供を産みたいか?
と問いただしてみたかったのですが。
数分間経ったでしょうか、ふと自分の考えに大きな間違いがあることに気付きました。
『猫がどうしたらいいか応えてくれるわけない!』って事じゃないですよ。それ以前のもっと根本的な問題に。
気付いたこと。
彼女には、元々『選択肢』なんて存在しないんですよ。
ドライに表現すれば、大脳が人間のように発達していない猫がif、case、while等のロジックを組み立てられるはずもないんです。
彼女には『もし子供が助かっても自分が死んだら・・・』とか『今回自分が助かっても・・・』、『もうお腹の子供が死んでいたら』なんて発想ははなからない。自分も子猫たちも助かることしか考えていないし、選択もないのだから後悔もしないでしょうね。
だから動物たちは強いんだと思います。人間のようにウジウジ悩んだり、ズルズルと悔やんだりもしないですね。
さらに思い当たりました。
彼女は動けなかったから動かなかったんじゃなくて、自らの意思で動かなかったんじゃないのか?と。
今彼女がすべきことは、
・自分の体力を回復すること。
・自分の精神を安定させること。
・お腹の子供たちに負担をかけないこと。
そのために痛みや恐怖に耐えながらも、意図的に動かないよう努力していると考えれば辻褄が合います。
彼女の行動の謎が解けました。謎が解けたのも本日2回目。
これで私も腹をくくりました。
私も人間として、文明の利器を出来る限り利用して彼女の意思をサポートしようと決めました。
・リスクを承知の上で、母猫も子猫も両方助かる方法を選択する。
・後のことは、助かってから考える。
・この選択が正しいか正しくないかは今後考えない。
早速、現実的な答えを先生と相談しながら見つけます。
しばらく様子をみて、タイミングを見計らって帝王切開で子猫たちを取り上げる。という結論に達しました。
タイミングを見誤れば母子もろとも生命の危険があるのは承知の上で。
後は先生と病院のスタッフにお任せするしかありません。状況が変わって急な判断をしなければならない時にはすぐに携帯に連絡していただけるようお願いして、動物病院を後にしました。
振り返ってみる。
スタッフにサーバーの監視を託し、午後の商談に出かける道中で、今日の出来事を振り返ってみました。
私や妻が『もしも・・・』、『・・・の場合は』、『・・・の時には』等と悩んでいる間に、
当の怪我を負った野良猫は自分ができること、自分がすべきことを全うしていました。
もしかしたら、動物病院の先生もその辺を察しておられたのでしょうか?
いつもお会いする時よりも、なんとなく会話の間が長かったような気がします。
私の気持ちの揺れを見透かしておられた様な気がしてなりません。
だとしたら脱帽です。
ここ1~2ヶ月、トラブルや仕事の忙しさで、私自身本来何をすべきか?見失っていたことを見ず知らずの野良猫に教わった気がしました。
CGIの環境構築
2007/05/09 12:00:00 SEの独り言
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とあるお客様からご依頼があり、他社のサーバーで使用していたCGIのシステムを、お客様の自社内に設置してあるサーバーに入れることになりました。
実は私、Webアプリを手がけてから10年近く経ちますが、CGIはほとんど初めてと言ってもいい位に経験がないのです。
ずっとPHPオンリーだったもので。
これまで(おそらくこれからも)一般的なPerl、CGIのWebアプリケーションに手を出さなかったのは、Web公開しているフォルダにアカウント情報やテキストデータなどをファイルとして保存するという方式に馴染めなかったから。
もちろん、httpd.confや.forwardの設定をキッチリとやればセキュリティはかなりのレベルで確保できるのですが、どうしても不安で仕方が無いんです。
何か探せば穴があるんじゃないかと気が気でない。
一応お断りしておきますが、PerlやCGIがダメだといっているわけじゃないんですよ。私個人の好みの問題なんです。
テキストファイルでアカウント情報やパスワードを保存する方式が不安。
Webディレクトリに見られると困る情報が存在するのは不安。
基本的に情報は全てデータベースに記録し、特に重要なパスワード情報などは暗号化するのがマイルールとして長年やってきたのでなかなか自分の頭が言うことを聞かないんです。
とはいえ、
お客様のご要望を満たすためには、一時的にせよCGIを動かさねばならないのでお仕事をお受けしました。
途中で何度か投げ出したくなるような状況に追い込まれながらも、なんとか環境構築の作業が終了。すでに本番で動作中です。
作業してみて気づいたのは、自分以外の技術者の思想やテクニックを学ぶのも悪くないなということ。
たまにはいつもの土俵以外で戦うのも必要ですね。技術力や思考の幅が広がるのは勿論ですが、なにせ技術者に不可欠な度胸が鍛えられますよ。