販売・経営管理について
2023/08/21 14:57:08
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こんにちは。梅子です。
今日は検定科目の中の「販売・経営管理」についてです。
「販売・経営管理」では、法務や財務に関する知識を中心に学びますが、特に財務の学習内容は実務に非常に役立つものだと思います。
決算書のデータを元にキャッシュフローを作成したり、自社の安全性を算出したりすることで、経営状態をさらに詳しく現状分析することができるので、事業主の方や、企業の経営管理担当者、店舗の管理者の方々にとって役に立つ知識だと思います。
決算書のデータを元に算出できるものの中に「商品回転率」というものがあります。
「商品回転率」とは、自社が持つ平均在庫が一定期間に何回売れたかという回数のことです。
例えば、商品回転率が1年で10回とは、1年の間に商品の在庫が10回入れ替わっているということになります。
したがって、商品回転率が高ければ高いほど、売れている商品ということになります。
商品ごとに回転率を算出すると、自社の売れ筋商品、死に筋商品を見極めることができ、販売や仕入れの戦略を練る際の重要な情報となってくれます。
最後に、「商品回転率」の計算方法をご紹介します。
商品回転率 = 一定期間においての売上高 ÷ 平均在庫
※よりシビアに算出したい場合には、平均在庫を(期首棚卸高+期末棚卸高)÷2に置き換えて計算します。
以上、簡単ではありましたが、5回にわたってリテールマーケティング検定の学習内容をご紹介してきました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
手前味噌ではありますが、梅子は先日リテールマーケティング2級に無事合格いたしました。これからも販売士目線での日常などを、こちらのブログで綴っていこうと思います。
ではでは。
マーケティングとは
2023/08/07 10:52:27
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こんにちは。梅子です。
今日は「マーケティング」についてです。
私は今まで「マーケティング」=「市場調査」のイメージがあったのですが、販売士の勉強を始めてから、市場調査はマーケティングのほんの一部でしかないということを知りました。
経済学者のピーター・ドラッカーは、「マーケティングとは経営全体のことである。」、「マーケティングの究極の目的はセールスを不要にすることである。」と言っていて、マーケティングが目指すものは、おのずから売れるようにすること(販売を不要にするということ)であると説いています。
顧客を理解し、商品とサービスを顧客に合わせることで、おのずから売れる仕組みを作っていく活動こそがマーケティングということですね。
なかなかに勉強の範囲が広い「マーケティング」ですが、ここでは有名な「小売業のマーケティングの『4P』」についてご紹介してみようと思います。
『4P』は4つのP、Product、Price、Place、Promotionの頭文字を取ったものです。
Product(製品やサービス):どのような価値を市場に提供するか
Price(価格)いくらで提供するか
Place(流通)どのように提供するか
Promotion(販促)どのように販促するか
この4つの視点で現状分析してみると、新しい戦略が見えてくるかもしれませんね。
次回は「販売・経営管理」について考えてみようと思います。
ではでは。
ストアオペレーションとは
2023/08/01 15:49:37
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暑中お見舞い申し上げます。梅子です。
今日は「ストアオペレーション」についてです。
前回の「マーチャンダイジング」が、消費者に商品やサービスを適切に提供していくための企業活動だとしたら、「ストアオペレーション」とはどんなものでしょうか。
例えば、客Aさんが1件のお店を訪ねるとします。
Aさんがお店に入ったとき、もし陳列棚にほこりがたまっていたり、店員の接客態度が良くなかったら、買う気が失せて帰ってしまうかもしれません。
こういった販売機会ロスを防ぐために、
「毎朝、陳列棚の掃除をする」という決まりを作ったり、
「従業員に接客マナーの講習を受けてもらう」など、
消費者に気持ちよく買い物をしてもらえるよう店づくりを考えていくことが「ストアオペレーション」の一つです。
他にも、売上、在庫、仕入の管理や販促活動など、どこをどのように構築していくかによって、そこからお店の個性が生まれます。
私は今回勉強してみて、販促活動のうち、店内ディスプレイの方法だけでも、消費者へのアプローチ別にこんなに種類があるのかと驚きました。
ストアオペレーションでお店の個性をどのように出して、消費者へアピールしていくか、いろいろ考えてみると面白いかもしれませんね。
次回は「マーケティング」について考えてみようと思います。
ではでは。