単行本とチャリンコ

カープの優勝パレードと優勝報告会のお祭り騒ぎを避けて、
マウンテンバイクで山登りしてきました。
今日のお供はポケットに突っ込んできた単行本。
疲れたら本読んで、
また走っての繰り返し。
久々にのんびりした休日でした。

カープの優勝パレードと優勝報告会のお祭り騒ぎを避けて、
マウンテンバイクで山登りしてきました。
今日のお供はポケットに突っ込んできた単行本。
疲れたら本読んで、
また走っての繰り返し。
久々にのんびりした休日でした。
犬に限らず、これから動物を飼おうとしている方に一読をおすすめします。

先日の出張の往復中に読書していたら、無性に読書の虫が騒ぎだしました。
今回新たにお気に入りの作家をみつけたので、その作家の著書を探しに来ました。
大人買いして帰ります。

久しぶりに仕事から完全に離れて、のんびりとした休日を過ごしました。
古本屋でどっさりと本を買い込んで、コンビニでビールを買い込んで、
公園のベンチに寝そべって読書三昧。
これでリフレッシュできました。また来週からお仕事ガンバリマス。
完全加筆版 宣戦布告(上)(下)
著者:麻生幾
出版社:講談社
原子力発電所が並ぶ福井県敦賀半島に国籍不明の潜水艦が座礁しているのが発見される。
上陸したのは原発攻撃を目的とし、小銃やロケット砲で武装した北朝鮮の特殊部隊。
警察の機動隊やSATを投入するが、攻撃を受け犠牲者を出してしまう。
政府はなす術を失い、責任のなすり合いに終始する。
首相は自衛隊の治安出動に踏みきるが現行法では自衛隊は反撃する事もできず、多数の死傷者を出してしまう。
北朝鮮は日本の自衛隊出動を宣戦布告と受け取り、新たな潜水艦が日本領海に侵入する。
新聞記者から、「たった1隻の潜水艦で、アジア全体が緊迫し、首相が辞任するまでに追い込まれるなど、この国は異常だと思いませんか?」と質問された諸橋総理の台詞
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「この国が異常だと思っているのは、君だけじゃない」
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独立国家・主権国家として、国防はどうあるべきなのか?軍隊を放棄することで本当に国を守ることができるのか?自衛隊はどうあるべきか?を考えさせられます。
実際に韓国では似たような事態が過去に起こっています。
ちなみに映画・DVDも作成されています。
出演: 古谷一行, 杉本哲太 監督: 石侍露堂
時間の問題か、書籍と比べるとかなり端折ったシーンが多いのですが、原作を読んだ後にご覧になるとよいのでは。
女子刑務所 女性看守が見た「泣き笑い」全生活
著者:藤木美奈子
発行:講談社文庫
新米看守時代の著者が、塀の中で繰り広げられる日常を書き綴った実話。受刑囚同士のトラブル、看守と受刑囚の人間関係、看守同士・職場内でのイジメなど。受刑囚にかんする話題は予想外に明るいものや涙をさそう話題が多く、ドロドロとした昼ドラみたいなストーリーと思っていましたが、いい意味で予想を裏切られました。むしろ看守同士の職場の話題がドロドロ系。
刑務所に長年勤めている看守にはバランスの取れた人が少ない という状況を紹介するくだり。
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刑務所に勤めていると、自分自身がよほど気をつけない限り、視野や世間が狭くなる。その世界しか知らない人間になる。海千、山千の人間に「先生、先生」とおだてられているうちに情熱や向上心などが失われ、人に対する思いやりや配慮、謙虚さが姿を消し、そのぶん横柄になったり、感情的になったり、ひどくバランスを崩していくというのは、先輩たちがいい見本だった。
「先生」と人に呼ばれる人間は、よほど注意して自己を戒めなければ、知らず知らず人間としての平衡感覚をなくしていくものだ。
=====中略=====
もと教師、という人間に限ってバランスがとれていないうえ、権威主義者であり体制主義のかたまりであるのはめずらしくない。おまけになぜかコンプレックスも、人一倍強かったりするから皮肉なものである。
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私も「社長」と呼ばれる立場、自らを戒めることの大切さを痛感しました。
著者が失敗をしながらも、社会人として成長していく姿に共感できます。仕事への情熱を失いそうな人におすすめです。
ああ、堂々の自衛隊
著者:宮嶋茂樹
発行:双葉文庫
カメラマンである著者『不肖・宮嶋』氏が、自衛隊のPKOカンボジア派遣に同行した体当たりレポート。
話題からして堅苦しい内容と思いきや、軽いノリの文章で苦もなく読み進めます。
船酔い、サソリや毒蛇、現地のドロボー、風呂にも入れない、などの悲惨な状況も笑いに昇華してしまう。
自衛隊員の真摯な活動、現地の人々とのふれあいなどもジョークを交えながら表現。どこまでが冗談で本気なのか良く分からない所も多々あったりしますが。
本職カメラマンだけあって、写真も楽しめます。
当時、辻本清美女史(現在は国会議員)が代表を務められていたピースボートが、自衛隊員が作業する工事現場を視察したくだり。
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「この山では一日どれだけの土砂を採るのですか?」
太田三佐が丁寧に数字を答える。質問者はしてやったりと声を励ます。
「それだけ採って、環境への影響は?」
「は?」
さしもの三佐も目をぱちくりさせている。
=====中略=====
それは異様な光景だった。背後の兵舎には、汗とドロにまみれ、基地にすら帰ることができぬ将兵が、埃まみれで死んだようになっている。
自分たちの利益のためにやっているのではない。カンボジアの人びとのためにやっているのである。その前で、化粧の白い顔を晒した同じ日本人の一行が、「環境への影響は?」と尋ねる光景。超現実主義の映画を観ているようで、私はかすかな吐き気すら感じた。
=====中略=====
「そりゃあ、環境への影響もあるでしょう。しかし、私たちの仕事は、選挙をスムースに進めるために、橋や道路を修復することです。そのために採石場が必要なのです。私たちがしていることは、将来的にも、きっとカンボジアの人たちの役に立つと信じています。」
堂々、太田三佐は言い切った。言い逃れも一切しない、立派な態度であった。
=====中略=====
きっと、この方は、自分の家が火事になったら、放水した場合のまわりへの環境の変化を調べてから、消防車を呼ぶのであろう。交通事故で怪我をすると、救急車が来ればあたりの地面の虫さんが何匹轢かれて死ぬか、環境調査をしてから、119番するのであろう。立派なことである。
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自衛隊の海外派遣の是非について論議する前に、一読することをおすすめします。長文に慣れていない方でも比較的楽に読破できるでしょう。